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Q.そらを空で待っていたのは神奈、それとも観鈴? A.【推測】観鈴。神奈は観鈴に完全に転生し、神奈の魂は観鈴という人間として死んだ。空に返ったのは観鈴だ。 もちろんそれは神奈の魂だったが、観鈴という人間に完全に転生してしまった以上、神奈は人格としては存在せず、ただの記憶、過去の思い出のようなものとして観鈴には認識されていただろう。それは次のセリフからも伺える。 SEEN231.TXT 【往人】「おまえは…誰なんだ」 【観鈴】「わたし? わたし、神尾観鈴」 【往人】「違う…その夢の中でだ」 【観鈴】「それはやっぱり…わたしだと思う」 【観鈴】「もうひとりのわたし」 その他、観鈴はかつての神奈のセリフを「余が」ではなく「わたしが」と言い換えていたりすることからも、神奈の人格は既に存在していないと考えるべきだろう。事実、観鈴の転生と思われる少女は「人形さん」という呼び方や「観鈴に似た笑顔」など、観鈴の特徴を中心に残していて、神奈の転生らしき振る舞いはただの一つも見受けられない。 神奈の魂は、観鈴の記憶によって上書きされた、観鈴の魂として空に返ったのではないだろうか。もはや以前のように不幸な記憶だけが影を落とす魂ではなく、幸せに生涯を終えた観鈴の記憶によって彩られた魂だったはずだ。
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Q.往人にとって観鈴はどのような存在だった? A.ずっと探し求めていた母親の笑顔を与えてくれる人。 往人が自分から旅を始めた動機は、母親の笑顔を再び見たいからだった。 DREAM観鈴シナリオ7/31 始まりは、母を探す旅。 もう一度母の笑顔を見たかった。それだけだった。 以下はどちらも往人(そら)に対してのセリフ。往人母と観鈴に直接の関係はないので、これは単にライターが、観鈴と往人の母との共通性を意識して書いただけのことだろう。 DREAM観鈴シナリオ7/31 【往人母】「一緒にいく?」 AIR編7/16 【観鈴】「一緒にいく?」 また、次の描写で往人は観鈴の姿から母親を連想している。 DREAM観鈴シナリオ7/24 観鈴の影が長い。 髪が風に揺られ、きらきらと光る。 ずっと前にも、こんな情景を見ていたような気がする。 子供の頃、母親と旅をしていた時だろうか。 往人は母の笑顔が見たい一心で人形を動かし続け、そらは観鈴が喜んでもらおうとして飛ぶ真似を繰り返す。 SEEN203.TXT 【みすず】「そうっ!」 彼女が喜んでくれた。 だから、ぼくもそれを繰り返す。 SEEN311.TXT 「うまくできたね」 母はそう言って、俺の頭を撫でた。 俺はただ一生懸命に、人形を動かし続けた。 母が笑う顔をもっと見たい、その一心で。
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Q.柳也と裏葉は転生している? A.裏葉は転生している、のかもしれない。美凪は裏葉の特徴を幾つも引き継いでいるように見えるが、方術で転生している往人という実例もあることだし、方術の達人たる裏葉が記憶などを継承させつつ転生できても別におかしくはない。 知徳や裏葉の言によれば、翼人は記憶を引き継ぐが、人間は記憶を引き継がない。 SEEN703.TXT 【裏葉】「しかしながら、呪いは消えることはございません」 【柳也】「なぜだ?」 【裏葉】「翼人は夢を継ぐものでございます」 法師から得た知識と伝承をつき合わせ、わかってきたことがある。 翼人は夢を継ぐ。 おそらく、夢とは記憶のことを指す。 つまり、翼人はなんらかの手段によって、子孫に記憶を引き継がせてきたのだ。 裏葉は「呪い」と「記憶」を同次元のものとして語っている。翼人は記憶を引き継ぐから、呪いも消えないのだと。 翼人は「記憶を継ぐ」。逆に言えば、人間は「記憶を継がない」。 だから、と受けて柳也は言う。 【柳也】「人として輪廻転生すれば、呪いもそこで終わるはずだ」 人間は記憶も呪いも受け継がない、と。 しかし人間の輪廻転生を否定しているわけではない。 岩戸の奧には、俺が編纂した『翼人伝』がある。 生まれてくる俺たちの子が神奈の魂を探すなら、かならず力になるはずだ。 そして裏葉は、子に方術を教える。 裏葉の血を受け継ぐ者なら、きっと達人になる。 俺たちが見つけられなかった道さえ、辿れるのかもしれない。 時を越えてさえ、俺は旅を続けることができる。 かけがえのない翼に、ふたたび巡り会うための旅を。 子孫たちは記憶ではなく血を繋いで、柳也と裏葉の想いを継いでいく。その象徴が柳也の『翼人伝』と裏葉の『法術』。それを指して「時を越えた旅」と言っている。だから本来なら、柳也たちの出番はSUMMERで終わるはずだったのだが… 美凪を見ていると、どうにも裏葉が思い出されて仕方ないのは偶然だろうか? 転生か、国崎家と遠い過去に分かれた血筋なのか。美凪が時たま見せる「気配を消す」という特技が彼女の持つ方術の素質に由来するのなら、方術は血によって受け継がれていくらしき説明もあるので彼女は裏葉の子孫ということになるのだが。
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Q.ラストの少女は、観鈴としての記憶を思い出せない? A.【推測】観鈴としての記憶だけは断片的に思い出せているようだが、それ以上は描写が足りないために不明。 人から人への転生で、記憶の継承は無理、ということなのだろうか。それとも星の記憶として返してしまったからなのだろうか。ラストの少女は、少なくとも7月17日の時点では、堤防に並んで座る往人と観鈴を見ても観鈴としての記憶を思い出せないようだ。 ただ、7月31日になると少女は観鈴のように「人形さん」という呼び方を思い出したりしている。これは、「目覚める」という漢字を忘れていたそらが後になって思い出しているのと同じだ。
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Q.呪いの発動条件は? A.【推測】翼人が想いを深く寄せること。そして、翼人に心を寄せた人が、翼人の想いを受け止める。夢を語り合うのはその一つの表れとして表現される。 呪いが発動するためには、翼人が想いを寄せることが第一の条件だ。 SEEN703.TXT 【裏葉】「柳也さまはお生命を奪われましょう」 『柳也どの、死なないでほしい…』 【裏葉】「神奈さまの、想いの深さゆえに…」 そして、その相手も翼人に心を寄せ、翼人の想いを受け止めることで、呪いは完成する。 【裏葉】「それは翼人に心を寄せる者を弱らせ、やがては死に至らしめます」 【裏葉】「柳也さまは、神奈さまの想いを常に受けとめておられます」 【裏葉】「わたくし自身は方術で受け流しもできますが、柳也さまは…」 柳也は想いを受け止めることで呪われてゆき、神奈の悪夢での柳也と同じ状態になってしまった。 空気ネタバレ専用スレッド 189 名前: 名無しさん@そうだ選挙にいこう 投稿日: 2000/09/10(日) 00 24 こころが近づくと、神奈の閉じ込められている「柳也が死んだ夏の日」 とリンクされて、相手が神奈の心の中の柳也と同じ状態になってしまうんだよな。 それを回避するには、心を近づけないことだ。 SEEN702.TXT 【母】「神奈、あなたもです」 【母】「わらわに触れてはなりません」 八百比丘尼は異様なまでに神奈を触れさせることを拒絶した。けがれているからと八百比丘尼は言ったが、その真意はおそらく、神奈が自分に心を寄せてしまうことがないようにするため。 往人が観鈴を、観鈴が晴子を、わざと拒絶したのと同じように。
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Q.翼人の封印に鏡が使われていたのはなぜ? A.高野山の御神体は十二枚の鏡という表記が『梁塵秘抄口伝集巻第十』に見受けられる。 http //www.asahi-net.or.jp/~gi6t-kwbt/_column/_dat/tedium07.html
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Q.呪いとは何か? A.【推測】呪いと星の記憶とは一緒に継承できることから、羽根に記録された記憶という形で存在できるものだろう。殺した人間たちの怨念(怨みの念)、断末魔や苦悶の記憶かもしれない。 まず、誰が呪いというものを有していたのか。 もちろん、八百比丘尼だ。 【裏葉】「母君さまとの別れの折、呪いもまた神奈さまに引き継がれました」 では、呪いとは何か。 神奈は母君から、翼人という種族の歴史すべてを渡されていたのだ。 そしてそれには、母君の記憶も含まれていたはずだ。 同時に、母君から受け継いだ呪いも… 呪いと記憶は、同時に継承されるという。つまり呪いは星の記憶と不可分である。言い換えれば、AIRにおいて呪いと記憶は似たような概念だろうと推測できる。 ここからさらに類推できることは、「呪いも羽根に記録される」ということ。翼人は羽根に記録された記憶を継承すると同時に、羽根に染みついた呪いをも継承してしまう。 翼人の魂は無垢、汚れがない。まっさらな白紙のようなものだ。 だから、出来事を見たまま、感じたように、そのまま記録することができる。 【知徳】「翼人は夢を継ぐと伝えられております」 【知徳】「それゆえに、無垢なものなのだと」 そんな無垢な魂が、殺人を犯してしまったら…。 群がってくる怨念に満ちた魂すら、羽根に取り込んでしまうのかもしれない。 【知徳】「本来、翼人とは無垢な魂を持つもの」 【知徳】「それがいつからか、戦の道具として人に囲われてきたのです」 【知徳】「不本意に為したこととはいえ、殺めた亡霊はすべて比丘尼どのに群がります」 【知徳】「人の身であればたやすく朽ちる呪いも、翼人にはただ蓄えられるばかりとなりましょう」 無垢な魂をもつ翼人は、夢を、記憶を継ぐ。 人を殺した記憶は、羽根にいつまでも鮮明に残る。 相手の怨念ですら取り込んでしまう。羽根という全てを記憶する「装置」によって。 佳乃シナリオでは羽根の記憶を追体験することができるが、佳乃と往人がそれぞれ全くの別視点で経験していたことを思い出して欲しい。 佳乃は白穂、往人は八雲、というように完全に別の人物の記憶だった。 そこから分かるのは、羽根の記憶とは主観的なものではなく、その場の状況も含めた全てが記録されたものだということ。 翼人が殺人を犯した状況でも同じ「機能」が働いてしまうとしたら―― 羽根には、殺された人間の記憶――苦痛、絶望、怒り、悲しみ、その場にいた人間のあらゆる負の感情までもが記録されてしまうだろう。 …呪いの正体とは、そのようなものなのかもしれない。
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Q.「最後の夢」より前の記憶は? A.それ以前の記憶は、初代翼人の母が星に還してしまっている。 別れの時が来ました。 わたしは空に届けます。 この星の最初の記憶を。 あなたと暮らした、幸せな日々の記憶を。
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Q.晴子はなぜ自分を人魚にたとえた? A.元の文句では、逃がした魚は「人魚」ではなく「大魚」。 神奈の母、八百比丘尼は実際の伝承で「人魚の肉を食べて不老不死になった尼」とされていることから考えて、二人のヒロインの母親同士を対比させたネタなのだろう。
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Q.呪いって何のこと? 観鈴は呪いで苦しんでたんだよね? A.呪いで苦しむのは観鈴ではなく、心を通わせた相手。観鈴ではない。 AIRの世界では、「空にいる少女」も、心を通わせた相手も、共に苦しむことになる。 以下、それらを列挙してみる。 1.癇癪 「空にいる少女」は、誰かと友だちになれそうになると泣き出してしまう。 神奈の悪夢を全てはっきりと、自分のこととして観ることで癇癪は消える。 2.呪い 「空にいる少女」と心を通わせてしまうと、悪夢を共有してしまう。 共有してしまった悪夢は夢に終わらず、現実にも影響を与えることになる。 夢の中で背に刀傷を負えば、現実でもその刀傷と同じ痛みを覚える。 夢を他人に話さないことで回避可能、らしい。 3.オーバーフロー 転生の際に引き継がせる記憶があまりにも大きいと、相手の記憶を追い出してしまう。 症状としては、頭痛に始まり、最終的には記憶喪失、または自己同一性の消失。 具体例として、神奈(翼人)→観鈴(人間)、往人(人間)→そら(カラス) 具体的に回避する方法はないが、観鈴の場合は夏祭りを晴子と追体験することで自我を取り戻した。